「池山さんが作ったサラダを源さんが食べました」

という文の

「池山さんが作ったサラダ」のような表現をしたい場合を考えてみます。

修飾する（何かを詳しく説明する）方法を見てみましょう。
今回学習する内容を文法の用語で言うと、

• 関係代名詞の主格や目的格という項目
• Whatなどの関係代名詞的用法（間接疑問文）

を学びます。
これらの説明は参考書やネットにたくさんあるので、補足情報としてわからない箇所は調べてみてください。

言語に対する理解度チェック

質問1:「私が送ったメール見てくれた？」の主語は何でしょう？

質問2:以下の2種類の返事に対して、英語で表現する際の主語は何でしょう。

「あの踏切は一度閉まるとなかなか開かないよ。」

1. 「ちゃんとそれを知っている。」
2. 「それは知っているよ。」

1.一般的な形容詞

単純に前に置く

1. a good device
2. cutting-edge technology

2.前置詞がある場合

後から修飾するパターン。

1. the search box at the sidebar
2. the book in the bookshelf

to不定詞（what/who/howを含む）

以下の使い方があります。

1. I don’t know what to do.
2. Do you know how to do it?

to不定詞を使う場合は、後ろから修飾します。

1. We had nothing to talk about.
2. There’s lots to do.

3.関係代名詞　主格

「昨日、喫茶店で君のことを知っている人に会った」と言いたいとします。
これは以下のように分解して表現することもできます。
「ある人に会った。」
「その人は君のこと知ってるらしい。」

英語で表現してみると：

1. I met someone at the café yesterday.
2. He knows you.

上の文を利用して、「君のことを知っている人」を表現してみます。
結論から言うと、someone that knows youと言います。

上の二つの文を繋げる時に、someoneとheが指すものが同じです。つまり、このsomeoneを修飾するものを後に置いて、修飾します。修飾する言葉はthat knows youです。

関係代名詞　目的格

別のパターンを見てみます。

「昨日喫茶店で、君のことを知ってる人に会ったよ」

という文の

「君が知ってる人」を言う場合。

I met someone.

You know him.

の二つの文から考えてみます。

今回共通する項目はsomeoneとhimです。thatを使って、後ろから説明すると考えると、

someone that you know

そして、このthatは省略できるので、

someone you know

と言うこともできます。ちなみに、上の関係代名詞　主格ではthatは省略できません。

someone you knowがSVOの順番じゃなくて混乱している人へ

英語の文はSVOの順番にしかならないと思って混乱してる人がいます。
下の図の通り、大きな視点で見ると、特殊な例を除いてSVOの順番になることが多いですが、S（主語）やO（目的語）の内部構造はその限りではありません。

SVOのルールなどの法則ばかりに気を取られていると、英語を使うという目的に対して非効率です。

関係代名詞という項目を例に挙げると、「先行詞」という用語を覚えても、その用語を
ルールの丸暗記をするよりも、例文ごと覚えて、構造を掴むほうが良いです。

allと関係代名詞が一緒に使われる時

日本語で表現する時は「~ということだけ」や「~すればいい」などという意味の英語表現です。

All that…のthatが省略されたと考えることができます。

1. All I know is that he’s not Japanese.
2. All you have to do is click the “Install” button.

what/who/when/why/howの関係代名詞的な使い方

上の関係代名詞を踏まえると、whatなどの使い方も理解しやすくなります。

例えば、what I knowは(the) things I knowのように

1. He doesn’t know what he’s doing.
2. I need to know what time he comes.
3. I still remember how we met for the first time.
4. I don’t know why she had to go.

練習

1. a machine that can dream
2. other things I didn’t know
3. the worst scenario we can think of
4. I didn’t know what to say.
5. Have you checked the link I sent in the last email?