SIMフリー携帯を持って海外へ(香港編)
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SIMカードと課金券

SIMカード(右上)、課金券(右下)、7-11発行課金券

日本で遂にSIMカードが解禁されました。日本の携帯はガラパゴスと呼ばれている主な原因の一つがこのSIMロックです。(実際は、他の国にもSIMロック携帯は存在します。)日本では折り畳み式の非スマートフォンのことを、ガラパゴス携帯、通称ガラケーと呼んでいますが、「ガラパゴス」と呼ばれる所以は非スマートフォンということではなく、SMS機能がないことやワンセグやお財布携帯等々日本独自で発達した製品・性能のことを呼びます。

では、SIMロックという束縛から自由になったら、海外のSIMカードを入れてみよう。今回は香港編。

夜のセントラルならLan Kwai Fong(蘭桂坊)で遊ぼう。SIMカードを買って。

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カードはインド人から買う

空港で買う方がやや安心ではありますが、空港に行かない人は重慶マンション(Chungking Mansion)で買うのがいいでしょう。海外のものもあり、SIMカードの種類が一番多いです。ほとんど全ての店員がインド等南アジア、中東出身者なので英語でコミュニケーションが取れるので便利です。

重慶マンションは安宿がたくさんある有名な場所なので香港に行く人は知っておいて損はないでしょう。

おすすめSIM—滞在期間・目的を明確に

一日しか香港に滞在しないのに、30日分の高い料金を払うのは合理的な選択ではありません。インド人店員と相談してカードや料金プランを選びましょう。ネットが主な目的で国際電話も地元で電話もしないなら、ネット使い放題に特化したカードがいいです。

・New World Mobility(新世界伝動網)Stored-Value Card

僕が使っているのはこのStored-Value Cardです。(写真右上)特徴は使用期間が一日(24時間)なので、旅行者としても必要な分の使用料を払うだけで済みます。ネットもwi-fiスポットを探すことなく、3G通信(携帯の電波の一種)で使い放題です。スピードも悪くないです。

使い方

カードを開通する(使えるように起動する、activate)ため、開通番号を押す。この開通(activation)にHK$28(約380円、2014年1月1日レート以下同)かかります。その後手動で携帯のAPN(access point name)を設定します。僕はインド人店員にやってもらいました。うまくいかない時はとりあえず携帯を再起動してみるとできたりします。有効になれば24時間ネットし放題です。

電話料金

日本への国際電話は一分当たりHK$3.28(44.52円)。

・3 Hong Kong

3(スリー)という通信会社があります。

3の最強SIMは国際ローミングに非常に強いです。事前申請すると、定額制で出費を抑えることができます。国際ローミングを使えば、世界の113の国・地域でも使えます。また、このSIMのオンラインで課金できるため、残高がなくなっても香港以外にいても課金することができます。つまり、世界の色んなところで使えて、どこでも課金できるという優れものです。日本人で一年のうち日本にはあまりいない人ならば、日本の携帯は契約せずに、短期帰国時にはこの3のSIMを使い、課金済みの電話代がなくなりそうならオンラインで課金するという使い方ができます。しかし、現在は以前とは違い、日本にもSIMカードがあるので、日本滞在中は日本のSIMを使うほうが安く質も良いでしょう。

。。。というHK$298(約4045円)のSIMカードがあったのですが、現在公式サイトに掲載されていません。現地香港や日本のアマゾンではまだ売っています。

3 Hong Kong各種SIMとその料金表は以下のサイトをご参照ください。Travellers SIM(3 Hong Kong):

http://www.three.com.hk/website/appmanager/three/home?_nfpb=true&pageid=641001&_pageLabel=P200470391219567710594&lang=eng

リチャージ(課金)の仕方

プリペイドのSIMカードでは残高がなくなると既に払っている機能以外使えなくなります。例えば、ネット使い放題のプラン使用中は残高に関係なくネットができますが、有料の機能である電話ができなくなります。香港での課金方法を2段階に分けて紹介します。

  1.  課金するには、お金を払ってrecharge code(課金番号)を買います。この番号入手方法には2つあり、recharge couponまたはrecharge voucher と呼ばれるカードをコンビニやSIM屋さんなどで買うか(写真右下二つ)、または7-11でどのSIMカード会社を使っているか伝え、レシート状の課金番号票(写真左)を発行してもらいます。
  2.  支払を証明する上記の番号を入手したら、SIMカード会社に番号を送ります。方法は2つあります。ホットラインに電話して音声ガイド(広東語・中国語・英語)に従ってrecharge codeを入力。(New World Mobilityの場合は171 111)或いは、音声ガイドなしで、電話番号の中に課金番号を直接入力する方法があります。New World Mobilityの場合、*116*番号#で電話を掛けるだけです。こちらの方法が簡単です。

次回はSIMカード自動販売機のあるマカオ編を発表します。

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