一般人の私が美術館に行くのは何が楽しいのかに答えてみる
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美術館に行って何が楽しいのか、と聞かれることがあります。高尚な趣味として敬遠されますが、狂言や能、オペラなどよりはまだ敷居が低いです。

色・形・質感…自分で感じるものを見る

国立新美術館 画像

基本的には、美術品を鑑賞する行為とは人が音楽を聞くのと同じようなものです。

なぜ人は映画を見たいと思うのか。

なぜ音楽を聞くのか。

なぜイルミネーションで飾られた街を見て綺麗だと感動するのか。

普段こういう疑問を持ちません。絵画や彫刻を見るという趣味も同じようなものです。しかし、絵画彫刻の鑑賞は読書のような忍耐力が必要だと思われています。率直につまらないと感じたならそれも収穫だと言えます。

絵画の場合は、綺麗な色使いだったり、悲しげな雰囲気を醸し出すものだったりします。また、彫刻ならば、曲線から躍動感を感じるなど。そういう雰囲気や感情を感じるために美術館に行きます。

クリスマスの絵

娯楽以外の

もう一歩、実益というか有意義かどうかという点から観ると、芸術を通して社会問題や歴史などの見聞を広げるきっかけになります。

それと、色んな種類の表現方法を見て芸術的センス、細部まで見る観察眼を養うという目的もあります。

値段と比較しながら芸術品を見る


ある建築家がこんなお話をしていました。

ある現代美術の巨大な犬のような作品に対して、初めは何の価値もないものだと言っていたのに、推定価格が3億円ですと聞いた途端に、なかなか奥深いですなぁという人が少なくない。

しかしながら、値段を見ながら芸術作品を見るのも非常に面白いです。自分ではつまらないと思う作品に高値がついていたり、綺麗な絵画の値段が3億円という高値がついていたりして、世の中のことを更に深く知ることができます。

それには芸術品骨董品のオークション会場に併設してある展示室が良いです。香港のサザビーズの展示会場に行くと、各作品のキャプション(解説札)に推定価格が表示されています。
この記事を書いていると、久しぶりに下の本を読み返したくなりました。