中国の富裕層は如何に財を成したのか
Posted by <

アメリカ帰り華僑の豪邸

アメリカ大陸横断鉄道の建設に携わった華僑たちがアメリカで築いた財産で建てた家々。

中国富裕層の謎

国の富裕層が注目されるようになって久しい。隣の日本を含め、多くの国でその貪欲な消費欲を抱え込もうとしている。

では、彼らが如何にして成金になったのだろうか?案外、これを報道する記事はほとんどない。

僕は何かしらの報道を見たわけではないが、中国に住んでいて肌感覚として感じるものはある。結論から言うと、半分の人は何かしらの悪さをして金をとっている。賄賂なり、会社のお金をキックバックなりをくすね取っている。キックバックというのは日本ではあまりなじみがありませんが、例えば私が仕入れ先に注文を出す代わりに、その仕入れ先からもらう報酬のことをいいます。

中国でホワイトカラーと言えば比較的裕福な彼らの割合は中流階級の多い日本と比べると格段に少ないのだが、そのホワイトカラーが高価なマンションに大勢住んでいるのは何かおかしいです。平均的なホワイトカラー(広東省)の月給が4000元ぐらいでしょう。それに対して月1800元から6000元もするマンションに住んでいるのは異常です。どう考えても他に収入源があるはずです。

街で見かける車は日本車に紛れて、BMWやアウディ―を毎日何台も見かけます。車の値段は日本よりちょこっと安い程度です。見栄っ張りの中国人の性格を考えると無理している部分もあるでしょうが、それでもそれを支えるだけの資産があるはずです。

不正の例を挙げるならば、ある会社の経理はおばさんで、夫と共働きです。夫も会社勤めです。しかし、持ち物が異常です。車は二台、家はシンセンの宝安にある新しいマンションを所有しています(賃貸ではない)。大した能力もないサラリーマン二人がこれだけの資産を築くのは不正がないはずがありません。

また、この経理は会社でも権力を乱用しています。中国人は身内に非常に甘いので、手当や有給休暇を身内(親戚や同郷)は簡単に許可しますが、それ以外には全く許可しません。

自分で事業を興している人は半分ほどだろう。中国人は海外の華僑を見るとわかるように商売が上手い民族で、中国でも独立して商売をする人は多い。そのように自分の商売をしている人の中にも何かしらの汚い手を使っている人がいるはずです。

英語の勉強も兼ねて以下のCNNの記事を読んでみましょう。非常にわかりやすくかいてあります。

http://edition.cnn.com/2013/09/24/business/china-wealthy-rich-poor-divide/

このライターのブログ:言語学・経験に基づいた効率的外国語学習法

http://gontama29.hatenablog.com/