インド新首相が必要な政策[アルジャジーラより]
眠れる像インド
選挙によりインドの次期首相にナレンドラ・モディ氏(Nerendra Modi)が、就任することが確定した。バラティヤ・ジャナタ党(Bharatiya Janata)に政権交代する。
今後、大国となるとみられるが、経済では苦境に立たされているインド。その大国を率いる次の政府が必要とする変革はどんなものがあるのか。見てみよう。
この記事はaljazeeraに投稿されたインド人ビジネスエリート個人の意見の一部を紹介するものです。
詳細は元の記事(英語)をご覧ください。
Economic challenges for India’s next PM
1.経済成長を再び加速させる
現在の与党は初めの8年間に8%程度の経済成長率を実現したきたが、ここ2年は5%を切っている。
これには3つ原因が考えられる:
- 世界的不況
- 政策改革がない
- 腐敗
また、経済成長をしてもその恩恵に与れない人々がいまだに貧困にあえいでいる。
経済政策には資金が必要となるが、国内の資金には限界があるので、海外からの投資を募ることは急務である。それには政治的改革を要する。
2財政を管理
社会福祉は未来の成長の基盤となる。なぜなら社会福祉により、貧困層が恩恵を受けるようになり、ひいては経済発展に寄与する。
3.物価高と農業インフラ
モンスーンに頼るのではなく、灌漑を整備することにより安定的な生産を目指す。
4.雇用創出と技術育成
技術創出(skill creation何を指すのか不明)や教育、起業により社会福祉の負担を軽減する。また、起業によって雇用が創出されるという効果も期待される。
毎年1200万人が新たに求職市場に入ってくる12億もの人口を支えるには、起業が必須である。
5.工業・インフラ・輸出
原材料の採掘地と港を回廊で結ぶ
海外でインド製品を宣伝するべきである。バリューチェーンの下流での生産を目指した構造を作らなくてはいけない。
感想
灌漑設備が整備されていないというのは日本からすると考えられない。交通網等のインフラと並び、伸び白の大きさを物語っている。
インドが輸出を増やすということは、中国のものが売れなくなるということだろう。そうなると、中国は価格競争という真っ向勝負をするか、より付加価値の高いものに移行しないと
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