中国のネット事情 その1
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ザックリ書くと・・・

  • 遅い
  • 繋がらない(閲覧不可)ページがある。
  • 繋がったりつながらなかったり安定しない。
  • 検閲がある
  • 街によっては無料Wi-Fiを提供している店がある。

では、具体的な項目について大雑把に見ていきましょう。ちゃんと調査した訳ではないので参考程度に止めてください。参考にした記事も1年以上前のものがあります。

 

中国からは見れない代表的な3つのサイト

Facebook

facebook

フェイスブック株式会社が提供するインターネット上のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)です。
日本でも2000万人以上が利用しています。

 

Twitter

twitter

Twitter(ツイッター)は、140文字以内の「ツイート」と称される短文を投稿できる情報サービスで、ツイッター社によって提供されている。「ミニブログ」(wikiより) です。

 

Youtube

youtube

言わずと知れた動画サイトです。

 

この3つにアクセスできないと、僕ら外国人は時間の使い方が劇的に変わります。この3つがないだけで、ものすごく退屈です。

 

中国人が代わりに使う3つのサイト

Facebook → QQ(キューキュー)

QQZone 写真

Facebookとはデザインや機能が違いますが、主な機能であるウォールに写真やつぶやき、リンクをシェアなどは同じです。無料のメッセージが送れる(チャット)ところやグループチャットができるところもFacebookと似ています。無料でできるゲームがたくさんあり、コンビニやネットで買うことができるQQ内通貨などを使うことができます。また、無料で通話、ビデオ通話ができます。無料通話はFacebookにはないですね(現時点では)。

このQQをインストールする際にやっかいなのが、その他のいろんな機能も一緒についてくることです。他の機能をインストールしないことも選べますが、そんなこと判断がつきません。QQをインストールしてから、Internet Explorerのホームページが中国の毒覇とかいうのになって、Yahoo! Japanに換えられなくなりました。今のパソコンのデータを全部消すのは面倒なので、IEのホーム―ページについては放っておきますが、次パソコンを買ったらQQをインストールする気はありません。

 

Twitter → 微博(Weiboウェイボー)

tencentツイッター

登録の際に身分証明が必要です。検閲があり、問題のある投稿、画像は削除されます。

Twitterの中国版と言っても、中国版が一つあるのではなく新浪微波(sina weibo)や腾讯微博(tencent weibo, テンセント)のものなどがあります。他にもありますがこの二つがメジャーです。このWeiboの利用者は、tencent曰く5,4億のアカウントがあり(2013年7月)、Sinaは5.04億人のアカウントがあるそうです(2012年12月)。日本の人口が1億2700万くらいなのに比べるとすごい数字ですね。Sina はQQのようなサービスはやっていませんが、ブログプラットフォームに関してはSinaブログが最も利用されています。

中国twitterホーム写真

ちなみに、英語でつぶやくのと中国語でつぶやくのでは同じ140字で発信できる情報量が格段に違います。例えば、中国語で「消費」は2文字ですが、英語だと「consumption」11文字です。英語でつぶやく時のように表現方法を考えなる必要がありません。日本語はこの二つの言語のちょうど中間あたりですが、やはり英語と比べると情報量が多いのは確かです。

 

You Tube → youku(优酷)

youkuのホーム写真

動画サイトはyouku以外にも土豆(tudou)などたくさんあります。中国の動画共有サイトはYoutubeと違って、広告をスキップすることができません。コンテンツに関して、Youtubeからコピーされた動画も一部ありますが、やはり「本家」のほうがコンテンツが多いです。ただし、中国の他の動画サイトも合わせて考えると、中国国内では映画や音楽が版権無視の状態でありますので、Youtubeにないものがあるとも言えます。

 

その他に見れないサイト

また、去年の11月頃からニューヨークタイムズへのアクセスが遮断されています。大きな書店店頭では日によっては紙版のニューヨークタイムズが売っています。

2chのまとめサイトの内、アクセスできないものが多々あります。画像はほとんど出ません。僕の気のせいかもしれませんが、中国の悪口は一部だけが見られないのに対し、韓国の悪口スレッドの多くのアクセスが遮断されています。

それと、基本的にアダルトサイトにアクセスできませんが、未だアクセス遮断されていないサイトもあります。中国の一般ユーザーがどのサイトで日本の動画を見ているのかいまだにわかりません。

 

ファイアーウォールを越える

中国のアクセス遮断を越えることもできます。例えば、VPNを使えばアクセス制限を乗り越えることができます。有料のものが主ですが、以前は無料のものもありました。無料のものは質が安定していなかったみたいですが。

例を挙げると以下のような日本語のVPNサイトがあります。

http://chomovpn.com/

http://suika-vpn.com/

英語で調べるとたくさん出てきます。以下はよく使われるVPNトップ10のリストです。

http://www.vpnground.com/china-vpn-providers.php?gclid=CMLaju6G67oCFeUE4godHjoAJw

VPN以外にプロキシとやらをいじるという方法でもYoutube等が見られるようになるらしいが、いろいろいじって不都合が起こるのが怖くてできません。以下のような日本語の解説サイトがあります。

http://www.getproxy.jp/china

このライターのブログ:言語学と経験に基づいた効率的外国語学習法

http://gontama29.hatenablog.com/