本場飲茶(ヤムチャ)の仕方
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まず広東どこ

中国大陸沿岸を南の方に行くと、海南島がある。海南島から北東にもどったところにある三角州(デルタ)。その河は珠江で、デルタの根本付近に広東省の首都(中国語で省会)の広州がある。デルタ出口の東に香港、西にマカオがある。

珠江でナイトクルージング

夜はナイトクルージングもできる。

点心ランキング

点心

手前がエビ餃子、左奥が手羽先、右奥が粽(ちまき)。

僕が割と好きな点心は

  1. エビ餃子(蝦餃)
  2. 鳥の足とピーナッツ蒸し(鳳爪)
  3. 牛の皮蒸し(牛腩)

ちなみに、よく注文するお茶は

菊茶(菊花茶)

ジャスミンティー、鉄観音茶、緑茶、中国式紅茶もある。茶葉によっては値段が異なる。烏龍茶は聞いたことない。

広東の日常生活にある飲茶

広東式の飲茶が楽しめるレストランのことを茶楼や茶餐庁と呼ぶ。

茶楼での主な楽しみはだべること。大体お年寄りが多くて、おしゃべりしたり、一人で新聞読んだり。または、家族や親せき、友人と来ている。麻雀やトランプをやっている人はいない。マカオの茶楼に行った時、4時ごろに行くとおばちゃんたちのカラオケスナック化していた。

基本的には朝と夜しか点心を出していない。朝は割と朝早くに行かないと、席がなかったり、10時ごろには食べ物がなくなっていることもある。夜の8時から遅くて夜中の2時くらいまでやっている。

聞いた話では、朝から晩まで一日中、茶楼にいる人もいるという。朝10時から夜8時まで点心がない場合は、他のメニューを注文しながら一日親しい人とだべりながら居座るらしい。

また夜は、大学生が友人たちと8人くらいで円卓を囲んでいる光景も目にする。大阪で友人と串焼き屋に行く感じだろう。

また茶楼に行かなくても、日本酒を飲むおちょこのような小さな湯呑みなどの茶器を出して道端で友人とお茶を飲んでいる人もいる。文化というのは現地では普通のことでも、外国人として見ると面白い。香港や広州に行く時は茶楼のような現地の生活や文化を感じられる場所に行くのが良い。

広東人は使う前に自分で食器を洗う

食器を洗う

熱湯でお椀、湯呑み、箸を殺菌消毒する。お湯の温度は70度くらいと考えると気休めにすぎない。

写真の様に、広東人は食器を食べる前に熱消毒する習慣がある。食器はレストランが洗浄殺菌を外注しており、殺菌された食器がきれいにビニールに包まれているのだが、それでも習慣として洗う。この習慣の始まりは他人が洗ったものを信用しないという気持ちが背景にある。

茶楼入店時のやりとり

  1. 人数を伝え、席に着く(座席案内がない場合もあるかも)
  2. お茶を選ぶ
  3. 注文の記録用紙を受け取り、点心を取りに行く(店員が点心を押し車に載せて店内を巡回する店もある)

香港で飲茶をしてみたい場合

香港の中心街に案外茶楼がない。一番近くて、美術館などがある文化センターに一軒ある。油麻地(Yau Ma Tei)あたりにたくさんあるかも。午前中に空港に行く場合は、文化センターにある茶楼以外に行く時間はないだろう。

マカオで飲茶

新馬路から入った小さな路地に茶楼が一軒あった。

ちなみに中華の箸のこと

中国やシンガポールなどの中華圏の箸は割りばし以外のものは、先端が細くなっていないので、ものがつかみにくい。日本のマイ箸を持っていくと重宝するかもしれない。

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