おフランス 予測不能な外国の友人たちがすごい3
Posted by <

ロンドンで語学学校に通っている時に、フランス出身の友達がいた。そいつの名前はオリバー、フランス風にはOlivier。

ある週末2人でロンドン観光に行った。

芸術と議論の文化

まず国際駅Waterloo駅で降りて、Tate Britainという美術館に行った。ロンドンには各国の観光客がいて、美術館も例外ではない。彼はそこでフランス人というのは嫌な人たちだと言う。

僕も一人でベトナムやシンガポールなどの美術館に行った際に、フランス人観光客が見かけたが、彼女たちは絵を見ながら議論していることが多い。内容ははっきりわからないが、オリバーが絵画の話をしてる不機嫌そうにおしえてくれた。僕にとってみれば、フランス人は絵画について議論するなんて文化レベルの高いと思ってしまう。

しかし、オリバーの場合、フランス人のおしゃべりが特別問題なのではなく、単なる同族嫌悪だろう。フランス人はフランス語しか話せず、外国語ができないからダメだと言っていた。英語を勉強しに外国に来て、同じ国の出身者がいると少しがっかりする気持ちはわからなくもない。

グリニッジからDLRに

その後、グリニッジ天文台に行った。グリニッジと言えば世界標準時の場所である。広い草むらが見晴らせる高台にあった。

その後、DLRという鉄道に乗って市街地に戻った。DLRはモノレールの様に高架を走る鉄道で、線路のすぐ隣にビルがある。ビルとビルの間から見えた夕日が印象的だった。

中華料理をフランス人はどう食べるのか

夕食を取るためにチャイナタウンに行った。僕は米が食べたいだけでなく、アジアをエキゾチックだと思うフランス人であるオリバーにいろいろ見せたいと思った。

そこで、生春巻きを注文して、アジアの国では箸やフォークを使わずに手で食べる人もいるんだぜ、と手で生春巻きをタレにどっぷりつけてむさぼりついて見せた。

彼はなるほど面白いなと好奇心を持った表情を反応を見せた。メガネをかけた彼はハリーポッターそっくりの表情を見せた。

すると、彼は黙って、白い小皿の真ん中に生春巻き一本を置き、それをソースで飾りつけ始めた。

↓こんな感じ。

ガトーショコラ

ソースのかけ方参照。この写真はキャナルで食べたガトーショコラ。

僕がそれに感動していると、その時やっと、フランス人としての自分を誇らしく思う表情を見せた。文化の違いも問題ばかりではなく、新鮮な驚きをもたらす良い例を示してくれた。


にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村