人生で最高の思い出は「25歳まで」に作られるらしい
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『昔は良かった…』というのは人間として正しい感情なのかも

米ニューハンプシャー大学のKristina Steiner氏らはこのたび、人生における “ベストな記憶” は25歳より以前に形成されている傾向があるようだとする研究結果を発表しました。この研究結果は、海外の専門誌 “Memory” に掲載されています。

一般的に、高齢者の自伝的記憶においては、10代後半から30代前半に起こった出来事をよく思い出す傾向があることが知られていますが、そうした記憶の時間分布における盛り上がりは「レミニセンス・バンプ(Reminiscence Bump)」として分類されており、多くの研究者がこの傾向に関して研究を進めています。

Lifespan-Retrieval-Curve

(中略)

今回の研究で対象となったのは、59歳から92歳までの既に定年を迎えている人達が集まるコミュニティのメンバー。まず最初に、被験者には自分の人生について30分間にわたって語ってもらい、その1週間後にこの話を「章分け」してもらうように依頼。その結果を用いて、自伝的記憶に関する時間分布を調べています。

この結果、被験者の多くではレミニセンス・バンプが17歳から24歳の間に集中していることが明らかになりました。こうした結果は前述した(=記憶の質に着目した)先行研究の結果とも一致するものですが、Steiner氏によると、なぜこうした傾向が多くの人に現れるのかはまだ明らかになっていないとのことです。

 

25歳までに良い思い出を作れなかった人はどうすれば…

 

(via ガジェット速報)