「お客様のために、安くて、よいものを」というのは、必ずしもベストではない
値段を上げると、客質があがり、サポートコストが安くなる。
アメリカでは富裕層向けのお医者さんがいて、有料会員制で、割高だけど、すぐ見てくれるという。そのお医者さんの仕事量は、普通の医者よりも業務時間は少ないが、給料も売上も普通の医者より高いという。
値段を上げると、客質があがり、サポートコストが安くなるというルールがある。
(中略)
受託業務で言うと、資金力が無く見積もりをやたらめった叩く零細企業クライアントよりも、資金力があって値段を叩かない大企業クライアントの方が、トラブルも少ない。保守費用を払ってくれないなどのトラブルが多いのは前者のような零細企業だ。
都内のスターバックスは400円で上質なコーヒーをもらえるが、客質が悪く、人が多いし、席が空いていないときも多い。ルノアールはコーヒー一杯600円でスタバよりは人が少ないが、マルチの勧誘の話や、あやしい面接をしている店舗も多い。雰囲気が良く、打ち合わせができて、コーヒーが飲めるところで、渋谷・新宿で限ると、高級ホテルのカフェくらいしかない。コーヒー一杯1,800円くらいだ。そこには、マルチもうるさいオバチャンもいない。
景気がよくなると、「お客様のために、安くて、よいものを」というのは、必ずしもベストではないと思う。
ネットの反応
- まぁ、ある意味そうなんだけど、金持ちには2種類いて、貴族的金持ちと成金的金持ちがいて、後者は決していいお客でない。
- 成長経済下では「成金」という人種が発生してこのルールを台無しにする。実例のひとつがITバブルが産んだホリエモンだ。
- 値段を上げても客質はそう上がるとは思えないが値段を下げたらすごい客質下がりそう。
- 本質がまったくわかっていない。質が悪ければクレームが多いのは当然だ。
- “無料ユーザーほどめんどうくさい。”これは事実。好意でしたことを当たり前のように受け取り、さらに無料奉仕させようとする人もいる。こういう人たちに近づくとストレスになるので放置せざるをえなくなる。
- こんなこと言わなくてもわかってるでしょw
まとめ
「成金は違う」という意見がちらほらありましたが、なぜ成金は別なんでしょう。育ってきた環境の問題なのかな。
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値段だけにとどまらず、良いものが必ずしも歓迎されるとも限らないと思った。